桜と楓

モノリンガル女子が海外移住してみました。

クリスマスのデコレーションとアラビア人の義母との生活

 

Bonjour!スリジェです。

 

12月になり、ブログやインスタなどのソーシャルメディアでお家が綺麗にデコレーションされている素敵な写真をちらほら目にするようになりました🎄

親戚宅やご近所さんもクリスマスツリーを飾ったり家の庭をイルミネーションで飾ったり目にも楽しいクリスマスシーズンです。

 

うちはというと、義母がモロッコ人でイスラム教徒なのでクリスマスツリーやデコレーションは義母の意向もあり、致しません🕋

そして私もデコレーションのセンスがないのと、正直めんどくさいのもあり、ラッキー♪

 

その代わり、イスラム教には年に1度1ヶ月ほどラマダンという日が昇ってから沈むまで断食する慣習があります。

義母以外特に信じている宗教がないので、ラマダンするのは義母だけ。

気ぃ使うわぁ、、、

食事はもちろん、水を飲むのも義母の前では遠慮していました。

しかし、義母がラマダンの時に作る栄養満点のラマダンの時夜に食べるスープ、ハリラがとっても美味しいんです🇲🇦✨

素材の味を生かしたコクのあるカレーみたいな感じを想像して頂くと分かり易いかと🥘

ラマダン後はみんなでパーティをするんですが、イスラム教徒ではない私たちはお留守番。

義兄の家でイスラム教徒の友人や親戚を集めて、きっと美味しいアラビア料理がテーブルに並んだ楽しいパーティだったんだろうな。

 

そんな敬虔なムスリムの義母との生活ですが、困ったことは特になく寧ろ義母がたまに作ってくれるタジンを楽しみにしています。

お酒はもちろん禁止で料理に使うのもダメですが、元々私は下戸なので飲まなくていいし、お酒を使うような手の込んだ煮物とか作っても夫は食べないし、醤油+酒+みりんは大体麺つゆで代用してます。

豚肉も持ち込み禁止となっていますが、たまにトンカツ食べたいってなる時はあるけど鶏肉と牛肉と魚の生活も慣れればどうってことないです。

どうしてもお酒を使う料理や豚肉が食べたくなったら義母が年に1度モロッコへ帰省するのでその時に堪能するか、レストランに行きます。

 

イスラム教というと、日本ではなんとなく敬遠されがちで、メディアの過激な報道のせいもあり危険という偏見もありますが、実際にイスラム文化に触れてみて世話焼きさんが多いなと思いました。

あと女性が個性的。

イスラム教で女性というと、男性の陰に隠れて男性に従って生きていて女性の人権が軽視されているイメージがありますが、実際は気が強い女性が多い。

肝っ玉母ちゃん率高いし、しっかり者の強い女性が多い気がします。

我が家の男性陣はみんな奥さんの尻に敷かれているような、、、。

(地域や宗派にもよると思いますけどね。我が家のモロッコ人ムスリムの場合はそんな感じです。)

 

日本の文化と似た部分もあります🇯🇵🇲🇦

昔の日本人は食卓を使って畳に座って食事をしていたのと同じで、昔のムスリムも低い食卓で絨毯の上に座って食べます。

昔は男尊女卑だった点も同じですね。どちらも男女平等の概念が浸透してきてはいますが、家事育児を担うのはまだまだ女性が主で、それでしばしば夫婦喧嘩をするのも日本と同じです。

ムスリムのお祈りは正座して行われるので、夫が柔道を始めて「正座足痛いよー」って言ってたら義母と私は正座マスターしてました笑

ムスリムの道具にも数珠があって、仏教にも数珠があります。

実際に他文化に触れると意外とどこかしら共通点があって面白いです。